推定80年代、BONEVILLE(ボネヴィル)製『ダッフルコート』になります。
BONEVILLE(ボネヴィル)とは、1981年に伝説的デザイナーである "Massimo Osti(マッシモ・オスティ)" によって創設されたブランド。
彼の初めてのブランドであるC.P. Company(シーピーカンパニー)を立ち上げた後、彼の広範な研究の成果を活かす為、第二のメンズウェアラインとして "BONEVILLE" を創設しました。
このブランドは、彼の次のブランドである "STONE ISLAND(ストーンアイランド)" の立ち上げの一年前に先立つものとなります。
ボネヴィルは、オスティの革新的なマインドから季節ごとに湧き出る膨大なアイデアと実験を活用する為に創設されました。
1981年の立ち上げから1993年まで、メンズファッションの分野で基準を設定し、美学的及び技術的な境界を押し広げ、マッシモ・オスティのキャリアの豊かなタペストリーに貢献。
他にもマッシモ・オスティが手掛けるブランドとして有名なのが、『STONE ISLAND(ストーンアイランド)』・『C.P.Company(シーピーカンパニー)』・『Left Hand(レフトハンド)』が挙げられます。
そんなボネヴィルより、ネイビーブルーとパープルカラーの配色が秀逸なダッフルコートのご紹介です。
当ショップでも入荷している、"INVERTERE" や "OLD ENGLAND" 製のダッフルコートとは全くの別物と言って良い個体。
ダッフルコートといえば、ウール生地が採用されていて、フォーマルな印象が強いと思われている方も多いかと思います。
しかし当個体に関しては、シェル・ライニンング共に合成繊維が採用されており、更には独特な皺加工が施されている独特な生地感となっており、フォーマルな印象とは正反対。
どちらが良くてどちらが悪いというのはありませんが、今までダッフルコートを敬遠されて来た方にとっては非常に着用しやすい1着かと思います。
ウール生地と異なりメンテナンスもしやすいですし、耐久性にも優れていますので、より気楽にガバッと羽織って頂きたい逸品です。
フード部分には "BNV" 刻印が施された埋め込み式ボタンが配置されており、裾部には大容量のパッチポケットのディテール。
前合わせには、ジップファスナーとトグルボタンでの比翼式の二重構造が採用。
ジップスライダーには、"YKK" 社製ジップが採用されています。
ウエスト部にはドローコードが付属。
ドローコードを絞ることにより、シルエットの変化も楽しめる2WAY仕様となりますので、ご着用時の気分によって是非変えてお楽しみ下さい。
全体的には深めのネイビーブルーカラーが主となっていますが、襟部・トグルループ部・袖ストラップ部等の随所にパープルカラーが採用されている事によって、良いアクセントとなっています。
マッシモ・オスティらしさが前面に出ている、唯一無二のカラーリングかと。
内側には、古い年代を感じさせられる "C.P.Company" のタグが付属。
マッシモ・オスティ本人がデザインを担当していた、本人期且つイタリア製の個体となれば、お探しの方も多いのではないでしょうか。
サイズ表記は "52"
日本サイズで "XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
褪色・汚れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
近年徐々に注目され価格が高騰しつつある "BONEVILLE"
他のブランドでは見ることが出来ない、マッシモ・オスティが手掛けたアイテムの数々は、唯一無二の逸品と言えるでしょう。
当ショップでも入荷の少ない1着となりますので、お探しの方は是非ともこの機会をお見逃しなく。